最近何かと話題のFIRE!
低年収の私には縁がない話だと思っていました。できる人達だけ、年収が高い人たちだけの話題だと思っていました。
先日本屋に行った時に、思わず飛びついてしまった本がこちらです。
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年収300万円とFIREという相容れない言葉が書かれていたので、すぐさま飛びついてしまいました。
私みたいに飛びついている人多いと思います。
だって年収300万円でFIREができるなんてどうしても思えないですからね。でも、もしできるなら…という淡い期待を込めてこの本を読み進めました。
今回は都内で年収300万円で家族3人で暮らしている私が『年収300万円FIRE』を読んだ感想、よかったポイントとイマイチだったポイントを紹介していきます。
この本を買おうとしている人は参考にしてください。
では紹介していきます。
FIREとは何か?FIREまでの道筋が見えてくる
FIREって言葉自体は知っている人多いと思います。
私も、お金たくさん溜めて、早く仕事退職するぐらいの認識しかありませんでした。
この本ではそのFIREをどうやって実現するかが事細かに解説されています。
例えば、月の支出がいくらの人はこれだけの貯蓄を作って、これだけ運用益があればOKみたいな感じで解説されているので、よりリアルにFIREまでの道筋を想像することができます。
あと、FIREで肝になってくる資産の運用についても丁寧に解説されているので、投資=ギャンブルと言う認識しか持っていない人でも理解をすることができます。
投資は怖いって思ってる人でも投資やってみたい!って思えるほどにわかりやすく、リスクを回避しながらの投資術が解説されています。
また、一口にFIREと言ってもいろんなFIREの種類があり、それらについても解説がされています。例えば完全に仕事を辞めて貯蓄と運用益だけのFIREとか、貯蓄をある程度して、仕事を減らすFIREなど、FIREの種類が解説されています。
また、簡単ではありますが資産運用に少しでもお金を回すためにオススメな副業につても解説がされているので、ここでFIREと相性がいい副業を知って、他の本でその深掘りをするのもアリだと思います。
なので、FIREに興味が無くても将来のお金について漠然と不安を持っている人にもオススメな本となっています。
イマイチなポイントは実現性とほぼ投資の内容
オススメなポイントとしてFIREまでの道筋がわかりやすいと言いましたが、この本で紹介されている年収300万円でFIREをする方法についての実現性はかなり乏しいです。
こういうマインドでFIREを目指せ!っていうことが趣旨だとは思いますが、紹介されていた例は以下のような感じです。
年収300万円だと手取りが約20万円
生活費を10万円に抑えて、10万円を投資に回す
それに加えて、副業で10万円稼いでそれも投資に回す
…
こんなん絶対ムリゲーですやん!
まぁ独身を想定しているとのことですが都内在住だと生活費月10万円とか家賃と固定費でいっちゃいますからね。現実味はあんまりありません。
あくまでこういうイメージで節約をして投資に回せっていう事だとは思いますがにしても現実味が無さ過ぎて電車の中で読んでいてちょっと笑ってしまいました。
私の家みたいに貯蓄に回すお金が無かったらFIRE用の種銭もできず、資産運用もできないので詰みですね。副業についても解説がされていますが、あくまでさらっとなので、そういった+αのお金を稼ぐ!みたいな内容に期待してしまうと肩透かしを食らってしまうかもしれません。
あと、FIREとは切っても切り離せないとはいえ、紙面のほとんどが投資の話ばかりです。私のように投資についてあまり知識が無い人にとってはありがたい内容ですが、投資について一通り知っている人にとっては薄っぺらい内容に感じてしまうかもしれません。
色々書いてきましたが読んでよかった
オススメポイントとイマイチポイントを話してきましたが、確かにこの本で紹介されている内容と言うのは都内在住の妻子持ち年収300万円にとっては再現性の無い内容になっております。
ただ、FIREをするために必要な知識、資産運用とかお金の管理については最低限仕入れることができたので、この本は読んでよかったと思います。
漠然と将来のお金について不安を持っていましたが、こういうロードマップでお金を増やすことができるんだということを知れたのが一番の収穫だったと思います。
確かに今の我が家は投資に回すお金は殆どありませんが、今後、もし収入が増えて貯蓄する余裕ができた時にこの本の内容を参考にしようと思います。
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