このページに辿り着いたあなたはコミュニケーションに苦手意識がある人かと思います。
そんなあなたにとって、コミュニケーションの塊である「就活」は怖くて怖くてたまらないのではないのでしょうか?
その気持ちよくわかります。
だって、私がそうでしたから。
私は大学時代、とにかく人の視線が怖くてコミュニケーションどころではありませんでした。
電車に乗っている間も、講義中も誰かに見られているのではないか、笑われているのではないかと、見えない敵といつも戦っておりました。
あまりにもつらいので、心療内科に通院していた時期もあります。
そんな私が迎えた就活
うまくいくわけもなく、無い内定で就職留年確定
しかし、2年目の就活…
見事、3社から内定をいただくことに成功!
では、どうやってコミュ障の私が内定を取ることができたのか?
答えは単純です。
「とにかく行動あるのみ!」
ゲームと一緒で、行動すれば失敗しても成功しても経験値が溜まっていきます。ここでいう経験値とは他人にしっかりと自分の言葉を伝えることを指します。
以下、その詳細を解説してきます。

コミュニケーションが嫌で就活1年目は失敗

コミュニケーションが嫌な私も、最初は「就職しなければいけない」という意識はありましので、最初はがんばりましたさ。
しかし、
うまく話せない
↓
不合格
↓
やる気減
↓
ドタキャン
↓
すべて嫌になる
↓
なにもしなくなる
会社に行こうと電車にまでは乗れるのですが、途中で嫌になり引き返す…そんなことを数え切れないくらいしていました。
こんな感じで会社説明会や面接を行くこともなくなり、応募できる企業がなくなり、1年目の就活は失敗に終わりました。
就職活動から数年が経った今でも初めての面接(某大手生命保険会社)の夢を見ます…(もちろん悪夢)
2年目の就活~失敗を活かすために~

私なりに2年目の就活に危機意識がありましたので、作戦を立てました。
その作戦ですが、人より早く行動して、人よりたくさん行動するです。
1年目の私からは考えられない崇高な作戦!
というのもそれほど切羽詰っていたということです。なぜなら、就職留年といってもタダでできるわけではなく、学費は親に支払ってもらっていました。普通の大学生は4年間しか学費がかからないのに、私は5年間学費を払ってもらいました。
それを無駄にすることはできない!
といわけで、夏頃から就活を始めました。(今の就活がいつからはじまるのかわかりませんが、みんなが本格的に動き出す前から動いてました)
就活はどこの会社でもいいから予定を埋めまくれ

就活がはじまると↓みたいな思考になる時があると思います。
でも、ちょっと待ってください!!
興味が無い会社にも行くのです!
なぜなら、経験値がたまるから!
ここで言う経験値とはコミュニケーション能力のことを指します。初めは苦痛を伴います。かなりの苦痛です。だって、人の視線も怖いし、話したくないし、まさに地獄です。
しかし、就活を振り返ってみて思うのは、その経験値を貯めることによって徐々に人並みに話せるようになったということです。(当時は意識していませんでしたが)
会社説明会に行き、リクルーターに会い、グループワークにもでて、面接を受けて…
そんな感じでとにかく行動をすることにより、少しづつ状況は改善していきます。
コミュ障の面接対策

では、具体的にコミュ障の私が面接の時に気をつけていたことを解説していきます。
ビジネスマナーは最低限でいい
ビジネスマナー本を読むと、あれやこれやと細かなマナーが書かれていますが、正直それらを全部守る必要はないと思います。
最低限の挨拶や身だしなみ、作法があれば十分です。ガチガチになる必要はありません。
面接は目を見て話す
これも耳にタコができるぐらい聞いたことがあると思いますが本当にそうです。
というのも、今の会社に就職して最初に配属されたのが人事部だった関係で、新卒採用のお手伝い(面接補佐)をしたことが何回かあります。
面接をする方から学生を見たとき、目を合わせない学生の印象はよくありませんでした。面接をする側になってはじめて目を合わす重要性を理解できました。
なので、これから面接を受ける方は適度に相手の目を見て話しましょう。(最初は苦痛かもしれませんが、経験値を貯めれば慣れます)
面接は自分の言葉で話す
今回、この記事を執筆するにあたり、一番伝えたかったことはこれです。
”自分の言葉で話す”
これも、就活ハウトゥー本によく出てくる言葉です。当時の私はあまり理解できておりませんでした。
しかし、コミュ障の私が内定を獲得できた最大の理由は”自分の言葉”で話せていたからだと思います。
当時の私もそう思っておりました。
自分の言葉の対義語は他人の言葉です。要するに、就活本に書いてあることや、他人の面接の発言をパクった言葉です。
私も、就活をはじめたての時は、本の内容を自分流にアレンジして面接で話していました。もちろん、不合格です。
では、自分の言葉とは何か。
私が思う”自分の言葉”とは、面接で伝えたいことを自分の頭で考えて考えて考えて、醸成して、ひねり出した言葉だと思います。
ちょっとぐらい、面接に不適切な言葉(ガチガチの敬語ではない言葉)を入れてもいいと個人的には思います。そういった言葉を入れることにより、発言内容が一気に生々しくなり、信ぴょう性をカチ上げしてくれます。
しかし、あまりにフランクな言葉遣いは心象を悪くするだけなので、その塩梅は経験値を貯めることにより、徐々にわかってきます。
「(あ、今のは言いすぎたな)」とか面接中に客観的に俯瞰できるようになります。
逆に
「(今の言葉めちゃめちゃ響いてるやん。今度はもっとここで話を広げたろ)」というのもわかってくるようになります。
そうすることにより、どんどん自分の言葉を肉付けすることができるのです。(これも経験値アップ)
要するに、面接では毎回同じ内容を発言するのではなく、徐々にブラッシュアップしていく必要があります。私は面接が終わったらすぐに人が少ないところに行き、メモ帳を開き面接の所感をまとめていました。
- あの発言はよかった・わるかった
- 良かったと思う他人の発言の切り口(パクリはダメよ)
これを繰り返すことにより、発言がどんどん”自分の言葉”になっていきます。

まとめ
コミュ障にとって、人生最初の関門は就活だと思います。
大学受験もそれなりに関門だと思いましたが、コミュニケーションしなくても合格できますからね。
就活が辛くても、歩むのを止めないでください。
歩みを止めてしまうと、私みたいに就職留年してしまうことになります。コミュ障にとって、就活はまさに地獄です。キラキラした人たちに囲まれてグループワークをしたり、面接を受けたりと…
そんなキラキラした人たちはあっさり、内定を獲得します。でも、焦る必要はありません。
着実に一歩づつ進めば必ず、コミュニケーションが苦手でも内定を取ることができます。
私がそうでしたから。
ちなみに、無事社会人となれた私ですが、根っからのコミュ障のせいで、現在進行形で人よりたくさん苦労をしております(笑)