この記事にたどり着いたあなたは今、就職活動前もしくは就職活動中だと思います。
しかも、学生時代になにも頑張っていないと思い込んで、エントリーシートや自己PRの話題に悩んでいるかと思います。
でも、安心してください。
あなたにも必ずエントリーシートや面接で話すPRポイントがあります。
私のスペックは他人様に自慢できるようなものではありません。まず、あなたに安心してもらうために私のスペックから紹介します。
- 就活時期:2009年~2010年
- 大学:同志社大学経済学部
- サークル:未加入
- ゼミ:未加入
- バイト:コンビニ
- 趣味:アニメ・ゲーム・読書
- 人柄:人の視線が怖いコミュ障
- 友達の数:高校時代の友人3人だけ
- 大学生活:授業にでてそのまま帰る日がほとんど。
こんなスペックでも最終的に一部上場企業のゲーム会社と地方銀行、部品メーカーから内定をもらいました。大学のブランドにほんの少しだけ助けられた部分があったのかもしれませんが、一般大学生のスペックからはかなり見劣りしていると思います。
私も就職活動中に色々なハウツー本やサイトを見ましたが、どれもキラキラした人たちの紹介ばかり…
そういうものを読んでいるとどんどん自信が無くなっていきます。
その気持ちはよくわかります。
しかも、私のような低スペック向けの就活必勝法はほぼ皆無。
といことで、そんなあなたを励ます気持ちでこの記事を書かせていただきます。

ゼミ・サークルに入っていないのは就活に不利だけど大丈夫

有利か不利かで言えば不利です。
だって、エントリーシートに必ずゼミとサークルの記入欄がありますし、面接でも「ゼミでは何をしていましたか?」と聞かれたりします。
あと、体感ですがマスコミ業界を受けた時は、ゼミとサークルに入っていないというのはかなりマイナスに感じました。
しかし、不利だからといって内定が出ないわけではありません。何度も言いますが実際に私は3つの企業から内定もらいましたから。(少ないって笑わないで)
なぜなら、面接官・会社はあなたのゼミ話やサークルの話を聞きたいわけではありません。
あなたのこと、パーソナリティーを知りたいのです。
今の会社に就職して2年ほど人事部に所属していた関係で、新卒採用のお手伝いを何回かしたことあり、当時の人事部長と新卒採用について話を聞いたこともあります。
その部長曰く、面接を通して、下記のようなことを感じたい・知りたいと言っていました。
- 継続力はあるか
- 頭の回転は早いか
- 論理的か
- 人柄は自社に合うか
- 成長意欲はあるか
- ポテンシャルはあるか
- 普段何を考えているのか
要するに、ゼミ・サークルに入っていないくても上記のポイントを感じさせる受け答えをすれば問題ないのです。(それが難しいのは百も承知です)
大学時代、なにも頑張っていなかった私はエントリーシートや面接で何を自己PRするか?

とは言え、ゼミ・サークルに入っていないと正直話のネタに困ります。
珍しいバイトやボランティアなどをしていれば話は別ですが、私はそんなことまったくしていませんでした。
朝起きて、大学に行って、バイトして、ゲームして寝る
面接で話すネタなんか皆無と思っていました。
でも、なんとかしなければいけないと思い、自己PR本的なものを買ってきて徹底的に自己分析をしました。
自己分析って初めはすこし小っ恥ずかしいし、そんなことをしなくても自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちですが侮るなかれ。
自己分析をすることにより、結構面接で話すネタは掘り起こせます。
私の場合は下記のようなポイントを発掘することができました。
- 男3人兄弟の末っ子
- 転勤族
- 歴史好き よく史跡めぐりする
- アニメの知識では誰にも負けない
- バイト結構頑張る
- 月に数冊必ず本を読む
これだけ見ると「え…しょぼ…そんなこと面接で言えるわけねーじゃん」と思われるかもしれません。
しかし、上の要素でパーソナリティーを説明するのに使うのです。
男3人兄弟の末っ子
⇒愛されキャラ(自分で言うの恥ずかしいですが)
常に競争にさらされている
転勤族
⇒環境の変化に柔軟に対応できる
歴史好きでよく史跡めぐりをする
⇒知らない場所にも積極的に行く行動力
アニメの知識では誰にも負けない
⇒何事も突き詰めることができる
物事を深堀して自分のものにすることができる
バイト結構頑張る
⇒周りを巻き込みながら仕事ができる
誠実さ・継続力
月に数冊必ず本を読む
⇒向上心や知的好奇心をもっている
この中でも面接で一番受けがよかったのはバイトの話でした。とは言え、私がしていのはただのコンビニの深夜バイト。
「コンビニの深夜バイトで頑張れることなんてねーよ」と思われたかもしれません。
そんなことはないのです。
あなたはバイトをしているとき何を考えていますか?
ただ、「早く終わらないかなぁー」と考えているかもしれません。
でも、もっとよく考えてみてください。必ず何かを考えながら仕事をしているはずです。
かく言う私も意識高くバイトに勤しんでいたわけではありません。しかし、「ここ、こーすればもっと良くなるのに」とか「この業務は何のためにしてんの?」ということぐらいは考えていました。
幸い当時のバイト職場は雰囲気もよく、私みたいなバイトの戯言をしっかり聞いてくれ、取り入れてくれました。
具体的にはレジ横スペースを拡張し、少しでも客単価を上げる施策や店内装飾、いろいろな陳列方法を試させてくれました。
やったことは学生の粋をでないことばかりですが、その姿勢や周りを巻き込む姿勢は面接で食い付きがかなり良かったです。
自分の人生を深く振り返る。
些細な出来事や要素でも自分のパーソナリティーを説明できる。
ゼミ・サークルに代わるエピソードを面接で話す

上でもすこし触れましたが、面接官はゼミやサークルの話を面接で聞きたいのではありません。あくまで、あなたのパーソナリティーを知りたいのです。
なのでゼミ・サークルに入っていない場合、それに変わるエピソードを話せばいいのです。
私の場合は下で代替しました。
ゼミエピソード ⇒ 大学時代に一番勉強したこと
サークル ⇒ バイトでまわりの人を巻き込んで実現できたこと
ここで困ったことが1つだけ。
- 自己PR
- 大学時代に頑張ったことは?
- ゼミでは何を勉強していましたか?
という3つの質問がきた場合、どうしても話がかぶってしまうのです。
別々のエピソードを話せれば一番いいのですが、ゼミにもサークルにも入っていないので引き出しが少なくそんなことはできない…
そこで、私はバイトのネタだけでも3つぐらいの違う切り口のエピソードを準備していました。
例えば
- 人を巻き込んだエピソード
- 困難に直面した時の対応
- 具体的な成果をあげたエピソード
これだけ準備しておき、「先ほどの話とすこし重複してしまいますが…」という前置きで話はじめれば問題無いです。
もちろん、他に話すエピソードがある場合はそちらを話したほうが広がりはでます。

まとめ
ゼミ・サークルに入っていないとそれだけで劣等感を感じてしまうかもしれません。
しかし、そんなことは気にしない。
黙々と自己分析をして、ゼミ・サークルにかわるエピソードを発掘すればいいだけなのです。
学生時代に頑張ったことがないと思い込んで、なにも行動しないのが一番悪手です。
私はなにも行動せず、結果就職留年することになりました。
あなたにもゼミ・サークルにかわるエピソードがあるはずです。それを早く見つけれられうように祈念して記事を締めさせていただきます。